2009/12/13


やっぱり少し私とは認識が違う気がする。
おごちゃんの雑文 » Blog Archive » 「はまちちゃん」をspamと断じる思考停止
この穴を「カンチョウ」で済ませているところが、はまちちゃんのサジ加減なのだ。

「スキだらけの後ろ」があることは、彼にはわかっている。わかっていてそこを突かないのは一見親切で礼儀正しい態度に見える。でも、そういった非常に突きやすい、単純な穴があることは、わかる人にはわかってしまっていて、気がついてないのは運営者だけという状態になっているのが、「Amebaなう」だったわけだ。はまちちゃんのやったのは「カンチョウ」かも知れないけれど、やれることがわかっている悪意の者であれば、

後ろから刺す

ことだって出来るわけだ。「悪の組織」がはまちちゃんの彼女をどーこーしたら… とかだってないとは言えない。Amebaには首相官邸のブログだってあるわけで、ポストにちょっとした仕掛けを入れるだけで、

公式チャネルからデマを流す

ことだって可能になる。仕手筋とかなら5分デマが流れりゃ十分満足だろう。Amebaには日本の最終兵器とも言われるデスブログだってあるわけでw
http://www.nurs.or.jp/~ogochan/essay/archives/2156

カンチョーで済ましてあげてるだけ、やさしい?

違うでしょ、肩をトントンと叩いて「ちょっと、スキだらけですよ。世の中ひどい人ばかりなので、気をつけないとカンチョーされますよ。」と言ってあげるのがやさしいんじゃないの?
おまけに傍観者とし面白い話かもしれないけどカンチョーでどんだけ人が動くか想像してもいいんじゃないかな?復旧にはSE一人じゃなかったかもしれないし、対策検討会の様な物もあったかもしれない。SE一人終日動かせば1日で原価数万飛びますよ。それ十分被害でしょ。
カンチョーがどんな印象を与えたのかは受けた者でないと分かんないよ。
はまちちゃんと脆弱性報告のあり方 - 世界線航跡蔵
これは「隙があった」んじゃないだろう。「開腹したまま内臓が露出している」んだ。

ところが、どうも現実の医師とは違ってこの世界の、特にAmebaみたいな大きな会社の開発者はその辺の意識が甘い。「手術したけど、まー、内臓が見えててもすぐに死ぬ訳じゃないし、適当に皮被せておけばいいよね」とか思ってる。下手したら開腹後に塞ぐべきという常識的なことを考えすらしない。で、そこら中を内臓が見えたままの患者が歩いている。
http://yugui.jp/articles/851
それも違う気がする。
この件で傍観している人たちは技術者だ。そしてその脆弱性は技術者でしか分からない。これはいわば院内感染ですよ。脆弱な病棟に気付かず通院/入院している一般の人達と、そこに「院内感染だー!」と叫ぶ人でしょ。彼らにはそれが冗談なのか何なのか分かってない。確かに今回のはまちちゃんの行為を「カンチョウ」と命名したのは私だが、このカンチョウで不安になった人がいたかもしれないし、Amebaの印象を悪くした人もいるかもしれない。

カンチョーで痔になってたら軟膏塗ってくれるの?はたまたカンチョーで筋うんこ付いてたら、パンツ洗ってくれるの?
カンチョーだってやり方次第では十分犯罪ですよ。


ただし言いっておきたいのは、私はこういったサービス全て注意勧告してあげるべきとは思ってない。注意して効かなかったサービスは勝手に潰れるだろうし、言い方変えれば潰れるべきだと思う。
私は脆弱性を見つけて注意勧告する事はとても大切だと思うが、それを手法交えて公に広める事については賛同出来ない。セキュリティを扱う人たちにとってはそれがステータスかもしれないけし、知名度を上げるチャンスなのかもしれないけど、私はそんなチャンスは欲しくないし、それで知名度を上げられたとしても嬉しくない。

私ならばもっと技術者らしい知名度の上げ方をする。ただそれだけの話ですよ。

ちなみに全然関係ない話ですが、私が中学生だった時の友達は、「起立!礼!着席!」のタイミングで前に座っていた同級生にカンチョウを食らわそうとしてたが、思っていた以上にズボンが固かった為、中指第二関節を骨折した事がありますよ!カンチョウには十分気をつけましょう。
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2009/11/19


今日、TypePadが提供するMicroblogを作ってみた。
http://mattn.typepad.com/
とてもグラフィカルで、reblogもついててfavoriteもついててカッコイイのだが、これを見て最近twitterのBeta機能として盛り込まれているReblogボタンの存在に疑問を感じた。
twitter-reblog-button
twitterではこれまでRT(Retweet)する際にはユーザがRTという接頭語を入れ、さらにその前にコメントを付与してポストするのだけれど、実はこのボタン、押すとそのまま自動でRetweetされる。まぁコメントが入れれない訳なんですが、私が疑問を感じたのはそこじゃない。

「何故ボタンにしたのか」

私が思うにtwitterが起こした革命の一つが「テキストの可能性」へ着目した事だと思う。140字以内で、かつ太字に出来る訳でもアンカーを貼れる訳でもなく、かつ宛名をGUIで指定出来る訳でもない。単なるテキストだけで、宛先、タグ、評価、位置などを表しているのだ。昨今リッチコンテンツが流行する中、メインとなるコンテンツの入力は、twitterサービス開始当初と変わらずテキストエリアなのだ。
このテキストによる表現は、replyこそ当初から入っていたが他の物については誰が取り決めた訳でもなく、ユーザが勝手に始め、後追いでオフィシャルが機能追加していったのが実状だ。
そしてそれは今や明文化され、一種のルール(nanoformat/twitter-syntax)になっている。
microblogging-nanoformats · Microformats Wiki
http://microformats.org/wiki/twitter-nanoformats
Twitter Syntax · Microformats Wiki
http://microformats.org/wiki/twitter-syntax
なのになぜ、ボタンにしたのか...。テキストでの表現があってこそ、Greasemonkeyによる拡張や、他のサービス連携が発展したのだと私は思うし、twitter自身が例えば画像添付や自動処理なんてすべきじゃないとも思う。

サービスを面白くする要因は、サービスが提供する機能以上に、ユーザが作るコンテンツが重要なんだと信じているが、この自動化の流れはユーザが作る新たなルール(コンテンツ)を阻害する可能性もあると思う。
twitterのあるべき姿は140字のテキストエリアであって、ボタン一つでアクションを起こせる様な、流行に流される物じゃない。今後このRetweetボタンがどの様に機能していくか分からないが、コンテンツを作るのはサービス提供側じゃなく、ユーザなんだという部分を忘れないでいて欲しいし、これからのtwitterがそうある事を信じたい。
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2009/10/14


Google Waveにinviteされた。人からじゃなくて前に申し込んでたのが来たらしい。
ブログで招待しようかと思ったけど、いつもお世話になっている人たちにIRCで「いりますか?」と尋ねたら40分くらいで完売。
って事でタイトルは「Google Waveに招待します」じゃなく「Google Waveに招待しました」になっちゃいました。

wave-invited
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