2016/04/07


ちょっと使えるかも(?)しれない、正規表現 - Qiita

ただ、get と set の後に続く文字がキャメルケースになってません。(もう少し頑張ればなんとかなるかも?)

http://qiita.com/hirokapi/items/d3c8193ed9d2751e2751

Vim では置換文字列 \1 等の前に \u を付ける事で対象文字列を大文字に変換できます。詳しくは :help sub-replace-special を参照して下さい。ちなみにリンク先の例だと

%s/^\(.\)\(.*\)$/    private String &;\r\r    public String get\u\1\2() {\r        return &;\r    }\r\r    public void set\u\1\2(String &) {\r        this.& = &;\r    }\r/g

この様になります。先頭文字と後続文字を別のサブマッチに分け、\1 のみを大文字にします。若干間違いあるのでコメント欄参照ください。

ちなみに、僕の場合はこういった変換はマクロを使う事が多いです。Windows10 だと標準で入ってた XBox に録画機能があったので試してみました。

How to make java setter and getter with vim macro from mattn on Vimeo.

vimeo で字幕を入れてあるので字幕が見たい人は動画右下をクリックして字幕表示を切り替えて下さい。

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2016/04/05


だいぶ時間が掛かった様ですが、ようやく buildmode=c-archive が Windows でも使える様になりました。

cmd/go: -buildmode=c-archive should work on windows · Issue #13494 · golang/go · GitHub

32-bit is also important to me. I'd like to help. I'm seeing those same link errors when I enable it...

https://github.com/golang/go/issues/13494

まだ buildmode=c-shared (いわゆる dll) はビルド出来ないけど、ひとまずC言語から golang のライブラリをリンクして動かせる様になりました。例えばこんな事が出来ます。

package main

import "C"

import (
    "fmt"
    "github.com/mattn/go-haiku"
)

var (
    q = make(chan string)
)

func init() {
    go func() {
        for {
            fmt.Println(<-q)
        }
    }()
}

//export PrintHello
func PrintHello(p *C.char) {
    q <- C.GoString(p)
}

//export IsHaiku
func IsHaiku(p *C.char) C.int {
    var ret C.int
    if haiku.Match(C.GoString(p), []int{575}) {
        ret = 1
    }
    return ret
}

//export PrintLine
func PrintLine(p *C.char) {
    fmt.Println(C.GoString(p))
}

func main() {
}

この様なソースコード lib.go を用意し以下の手順で lib.a を作ります。

go build -buildmode=c-archive lib.go

そしてC言語からは以下の様に呼び出します。

#include <stdio.h>

int
main(int argc, char* argv[]) {
  extern void PrintHello(char*);
  PrintHello("hello");
  PrintHello("hello");
  PrintHello("hello");
  PrintHello("hello");
  PrintHello("hello");
  Sleep(3000);
  return 0;
}

ビルドは以下の様になります。

gcc -o example.exe example.c lib.a -lws2_32 -lntdll

goroutine と channel を使っているので PrintHello の呼び出しは非同期に画面出力されます。golang では簡単に扱えるけどC言語だと若干手間だなと思える様な処理もリンクするだけで使える様になります。以下は ikawaha さんの kagome を使って俳句を扱えるライブラリ go-haiku をC言語から呼び出しています。

#include <stdio.h>

int
main(int argc, char* argv[]) {
  extern void PrintLine(char*);
  extern int IsHaiku(char*);

  char* s = "古池や蛙飛び込む水の音";

  PrintLine(s);
  if (IsHaiku(s)) {
    PrintLine("それ575じゃん");
  }
  return 0;
}
古池や蛙飛び込む水の音
それ575じゃん

めちゃめちゃ簡単ですね。

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2016/03/29


go-github という、Google が開発している GitHub API ライブラリがあるのですが、今回 filosottile さんがたった4行のコードで実行速度を4倍にするという pull-request を書きました。

いったいどういう事かというと、golang の json.Decoder を使って http.Response.Body から JSON を読み取ると最後の改行(EOF)が読み込まれずに残ってしまい、レスポンスを完全に読み切らないまま http.Response.Body.Close() が呼ばれてしまう。これはこれで別に問題のあるコードではないのですが、継続してリクエストを送る場合にレスポンスを完全に読み切っていなかった事でクライアントは物理切断してしまい TLS 接続が再利用されなくなります。この TLS 接続を再利用する為には残りのたった1バイトを読み捨ててあげる必要がある。そこで

defer func() {
    // Drain and close the body to let the Transport reuse the connection
    io.Copy(ioutil.Discard, resp.Body)
    resp.Body.Close()
}()

というコードになったという事です。個人的にはこれは golang 本体がやるべき仕事な気もするのでオススメはしませんし、今後 golang に何かしらの対応が入るのかもしれませんが、今すぐ高速な HTTP 通信が必要という方は試してみるのも良いかもしれません。

ちなみにこの件、Content-Length 分読み取って json.Unmarshal していれば発生しないはずですが json.Decoder のメモリを極力使わないというメリットが使えなくなるというのもあり一長一短ですね。

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