2011/02/01


このご時世にperlを選ぶ理由ねー。
プログラミング言語人気TOP10の簡易解説

用途的にPythonやRubyと被るので、今あえてPerlを取る理由というのが個人的には思い浮かばない。生粋のPerl使いならきっと流暢な解答を用意してくれると思う。

http://www.mwsoft.jp/column/program_top10.html
僕が思うに、perlは至らなすぎてるんだと思う。素の状態だとほんとに至らない感がある。言語の完成度の目標値が他の言語と違ってる。つまりperlがここを完成形と値付けている時点で他の言語と比較対象でなくなっている気がするんですよ。でもperlはこの状態から他の言語と同じレベルまで何かを引き上げて肩を並べられる所が凄い。それってつまりはCPANモジュールなんですよね。逆に言えばCPANモジュールが無いとおそろしく膨大なコードを書かないといけないし、そんなコードだれもメンテしたくないんだけどperlはそれがうまくドッキング出来る様にperl monger達がちゃんと教育されている。一見簡単そうな事を疎結合なCPANモジュールでつなぎ合わせる、そんな教育が出来ている。perl monger同士も良い刺激のやりとりがあるし、つまりは上手いこと糊を貼る為のノリシロが出来上がってるんだろね。
そんでもって皆が思ってる程馴れ合ってないと思うよ。
(まぁ僕は一度もYAPC::AsiaとかShibuya.pmに参加したこと無いんだけどね)

これが文化って奴なんかもしれんなー。
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2011/01/22


go-gtk meets webkit!先日書いたのですが、ようやく形になってきたのでご報告。
Go言語でGTKを扱えるライブラリ、go-gtkのWidget上にwebkitブラウザをembed出来るライブラリを書きました。
mattn/go-webkit - GitHub

Go bindings for WebKit

https://github.com/mattn/go-webkit/
使い方もgo-gtkのWidgetと同じです。
簡単なサンプルだとこう書けます。
package main

import "os"
import "gtk"
import "webkit"

func main() {
    gtk.Init(nil)
    window := gtk.Window(gtk.GTK_WINDOW_TOPLEVEL)
    window.SetTitle("webkit")
    window.Connect("destroy", gtk.MainQuit, nil)

    swin := gtk.ScrolledWindow(nil, nil)
    swin.SetPolicy(gtk.GTK_POLICY_AUTOMATIC, gtk.GTK_POLICY_AUTOMATIC)
    swin.SetShadowType(gtk.GTK_SHADOW_IN)

    webview := webkit.WebView()
    webview.Connect("load-committed", func() {
        entry.SetText(webview.GetUri())
    }, nil)
    swin.Add(webview)

    window.Add(swin)
    window.SetSizeRequest(600, 600)
    window.ShowAll()

    proxy := os.Getenv("HTTP_PROXY")
    if len(proxy) > 0 {
        soup_uri := webkit.SoupUri(proxy)
        webkit.GetDefaultSession().Set("proxy-uri", soup_uri)
        soup_uri.Free()
    }
    webview.LoadUri("http://mattn.kaoriya.net/")

    gtk.Main()
}
簡単ですね!
go言語はWebサーバが簡単に書けるライブラリがたくさんあります。web.gotwisterを使えばfotofloみたいなサイトも簡単に書けます。これ、コンパイルされた実行モジュールで動いてるんですよ。かっこいいすよね。
garyburd/fotoflo - GitHub

This project is the source for fotoflo.info

https://github.com/garyburd/fotoflo
こういったWebサーバと埋め込みブラウザを使った1つのアプリケーションを提供出来る様になるって事です。面白いですね。
ぜひ楽しいアプリケーションを作ってみて下さい。
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「Go言語?もうピーク過ぎたよね?」とか言ってる人達こんばんわ。
Go言語、終わってません。いまdev-listではすごい量のメールが飛び交っていて、毎日かなりの量の議論が行われています。
僕としては、ようやく始まったと言えます。もうすぐWindowsでcgoも実行出来る様になります。現在dev-listには既にパッチが投稿されていて、レビュー中です。そろそろ出るんじゃないかと思います。
ただし現状cgoが無いWindowsでもダイナミックローディングが出来ない訳ではありません。syscall.LoadLibraryとsyscall.GetProcAddressを使ってライブラリ関数を取得し、syscall.Syscallで呼び出す事も出来ます。cgo待ってられない!って人でも今すぐDLLを呼び出す拡張モジュールが書けるのです。
今日はその方法を使って、GoからCOM(Component Object Model)を扱えるライブラリを書きました。名前は「go-ole」としました。
mattn/go-ole - GitHub

win32 ole implementation for golang

https://github.com/mattn/go-ole/
GO言語のstructを使って、vtblを作成しています。まぁ先頭ポインタからオフセットでメンバにアクセス出来る言語であれば大体実現出来ますね。
今のところ、プリミティブな型でしか操作出来ません。配列もSAFEARRAYで扱ってません。これからという所です。皆さんのパッチお待ちしています。
サンプルとしてMSAgentでおしゃべりする物が動きました。
go-ole
go-oleだと以下の様なソースになります。簡単ですね。
package main

import "ole"
import "ole/oleutil"
import "syscall"

func main() {
        ole.CoInitialize(0)
        agent, _ := oleutil.CreateDispatch("Agent.Control.1")
        oleutil.PutProperty(agent, "Connected", true)
        result, _ := oleutil.GetProperty(agent, "Characters")
        characters := result.ToIDispatch()
        oleutil.CallMethod(characters, "Load", "Merlin", "c:\\windows\\msagent\\chars\\Merlin.acs")
        result, _ = oleutil.CallMethod(characters, "Character", "Merlin")
        character := result.ToIDispatch()
        oleutil.CallMethod(character, "Show")
        oleutil.CallMethod(character, "Speak", "こんにちわ世界")

        syscall.Sleep(4000000000)
}
よかったら遊んでみて下さい。
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