http://mattn.typepad.com/とてもグラフィカルで、reblogもついててfavoriteもついててカッコイイのだが、これを見て最近twitterのBeta機能として盛り込まれているReblogボタンの存在に疑問を感じた。
twitterではこれまでRT(Retweet)する際にはユーザがRTという接頭語を入れ、さらにその前にコメントを付与してポストするのだけれど、実はこのボタン、押すとそのまま自動でRetweetされる。まぁコメントが入れれない訳なんですが、私が疑問を感じたのはそこじゃない。
私が思うにtwitterが起こした革命の一つが「テキストの可能性」へ着目した事だと思う。140字以内で、かつ太字に出来る訳でもアンカーを貼れる訳でもなく、かつ宛名をGUIで指定出来る訳でもない。単なるテキストだけで、宛先、タグ、評価、位置などを表しているのだ。昨今リッチコンテンツが流行する中、メインとなるコンテンツの入力は、twitterサービス開始当初と変わらずテキストエリアなのだ。「何故ボタンにしたのか」
このテキストによる表現は、replyこそ当初から入っていたが他の物については誰が取り決めた訳でもなく、ユーザが勝手に始め、後追いでオフィシャルが機能追加していったのが実状だ。
そしてそれは今や明文化され、一種のルール(nanoformat/twitter-syntax)になっている。
microblogging-nanoformats · Microformats Wiki
http://microformats.org/wiki/twitter-nanoformats
Twitter Syntax · Microformats Wikiなのになぜ、ボタンにしたのか...。テキストでの表現があってこそ、Greasemonkeyによる拡張や、他のサービス連携が発展したのだと私は思うし、twitter自身が例えば画像添付や自動処理なんてすべきじゃないとも思う。
http://microformats.org/wiki/twitter-syntax
サービスを面白くする要因は、サービスが提供する機能以上に、ユーザが作るコンテンツが重要なんだと信じているが、この自動化の流れはユーザが作る新たなルール(コンテンツ)を阻害する可能性もあると思う。
twitterのあるべき姿は140字のテキストエリアであって、ボタン一つでアクションを起こせる様な、流行に流される物じゃない。今後このRetweetボタンがどの様に機能していくか分からないが、コンテンツを作るのはサービス提供側じゃなく、ユーザなんだという部分を忘れないでいて欲しいし、これからのtwitterがそうある事を信じたい。