2008/05/02

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以前、「Big Sky :: 意外と知られていないvimのtips(vimでソースコードをHTML化するコツ)」という記事を書いて、なかなか好評だったのですが(前のサーバで公開した記事なので反響は見えませんが)、vimでHTMLを編集しておられる方って結構多いと感じました。
私もしかり、このブログにおいても全てvimで編集しています。
ソースコードは上記リンクに記した通り「:TOhtml」を使い、その他はほぼ全て打ち込んでいます。ただ別のサイトにある記事やリンクを引用する場合、少し手間が発生します。例えば
<a href="http://example.com">サンプル</a>
とタイプする場合、ブラウザのアドレスバーからURLを、さらにブックマーク画面を出してタイトルをコピーして上の様な記述に置き換えるとなるとキーボードだけで操作出来なかったりして少し煩わしい感じがしますね。オーサリングツールやmarkdown等で楽する事も出来ますがちょっとした更新で、しかもvimが使いたいなんて場合もありますよね。
また、ブラウザは起動していないけどURLならもう知ってるなんて場合、タイトル抜き出すのが大変なんて思っていませんか?
今日は私が使っているvimスクリプトを紹介してみます。
まずソース let g:Anchorize_Format = '<a href="%s" class="external" target="_blank">%s</a>'
function! Anchorize_TITLE(url)
  silent! split _FETCHTITLE_
  silent! exec "0r!curl -s ".a:url
  if executable('nkf')
    if &enc == 'utf-8'
      silent! %!nkf -X8
    elseif &enc == 'cp932'
      silent! %!nkf -Xs
    endif
  endif
  silent! %join!
  silent! %g/^\s*$/d _
  silent! %s/^.\{-}<title[^>]*>\([^<]\+\)<\/title>.*/\1/i
  let ret = getline('.')
  silent! bw!
  if exists('Anchorize_Format')
    let format = Anchorize_Format
  else
    let format = '<a href="%s">%s</a>'
  endif
  return printf(format, a:url, ret)
endfunction
function! Anchorize_URL(v)
  let url = input('URL:')
  if len(url)
    if exists('Anchorize_Format')
      let format = Anchorize_Format
    else
      let format = '<a href="%s">%s</a>'
    endif
    if a:v
      silent! normal! gvs
      let word = getreg('"')
      exec "normal! a".printf(format, url, word)
    else
      let word = expand('<cword>')
      exec "normal! ciw".printf(format, url, word)
    endif
  endif
endfunction
nnoremap <leader>,u :call Anchorize_URL(0)<cr>
vnoremap <leader>,u :<c-w>call Anchorize_URL(1)<cr>
vnoremap <leader>,U s<c-r>=Anchorize_TITLE(getreg('"'))<cr><esc>
これをanchorize.vimとかでpluginディレクトリに放り込むとインストール完了。
使い方は、まず 今日もGoogleで検索 の「Google」という部分を「http://www.google.co.jp/」へのリンクにしたい場合には「Google」の部分までカーソルを移動して <leader>,u 「<leader>」は何も設定していなければ「¥」になっているかと思います。
とタイプすると URL: というプロンプトが出るのでここに URL:http://www.google.co.jp/ とタイプしてENTERを押すと 今日も<a href="http://www.google.co.jp/">Google</a>で検索
と変換されます。また空白を含んだ、例えば「Google Search」の様な場合「Google Search」をビジュアル選択して「<leader>,u」とすれば同じ動作になります。
さらに例えば 今日もhttp://b.hatena.ne.jp/でホットエントリ というテキストのURL部分をビジュアル選択し、今度は <leader>,U 「U」は大文字
とタイプすると 今日も<a href="http://b.hatena.ne.jp/">はてなブックマーク - ソーシャルブックマーク</a>でホットエントリ
と変換してくれます。
急いでネタ記事をアップしたいvimmerには重宝するのではないかと思います。なお、動作にはnkfというフィルタコマンドが必要です。Windowsであれば「nkf win32」あたりで検索すればヒットするかと思います。ちなみに、vimrc等でAnchorize_Formatという変数を let g:Anchorize_Format = '<a href="%s" class="external" target="_blank">%s</a>'
等といった感じに編集する事も出来るので、class属性を常に付けたい人にも使えるかと思います。
元々公開するつもりも無かったスクリプトなので、拡張性ありませんがよろしければどうぞ。
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