2008/02/18

Recent entries from same category

  1. VimConf 2023 Tiny に参加しました
  2. Vim で Go 言語を書くために行った引越し作業 2020年度版
  3. Vim をモダンな IDE に変える LSP の設定
  4. ぼくがかんがえたさいきょうの Vim のこうせい 2019年 年末版
  5. VimConf 2019 を終えて

実はこのサイトは昔、私専用のローカル環境に用意した非公開なウェブサイトでした。
そして、そのサイトは今と同じくblosxomというブログツールで構築されていました。
私はその頃、今の様にvimで直接HTMLを書くのではなく、emacs環境から生まれた
howm: 一人お手軽 Wiki もどき
というメモ取り環境のvimクローン、「howm_mode.vim」を使い、その書き込みをblosxomに食わせる(拡張子をtxtでなくhowmにする)という方法で使用していました。

最近はhowm_mode.vimを使わなくなったのですが、先日howm_mode.vimを改造しておられる方を見つけ、ひっそりとウォッチしていました。
で、本日どうやら公開された様です。
48 howm-mode.vim (2-25) パッチの公開とそのあてかた
以前からぐずぐず言ってたパッチを公開。ついでに Windows 環境でのパッチのあてかたを書いた。
試しに本体をhowm_vimのサイトから、パッチをパッチ作者殿のページから落とし当ててみました。

始めは動きませんでしたが、少し弄った所すこぶる快適に動き出しました。
日本語での検索や、migemo/cmigemoを使った検索、空白を含んだhowm_dirディレクトリでも問題なく動作しました。
ありがとうございます。またしばらくはメモ取りとしてhowmを使ってみようかなぁ...って思いました。

で、今回修正したパッチはmatchendを使ってディレクトリを掘る部分。
matchendの第2引数は正規表現が入力可能なので、以下の様にescapeしました。 diff -cr howm_vim.orig\plugin\howm-mode.vim howm_vim\plugin\howm-mode.vim
*** howm_vim.orig\plugin\howm-mode.vim  Mon Feb 18 16:41:24 2008
--- howm_vim\plugin\howm-mode.vim   Mon Feb 18 16:15:40 2008
***************
*** 440,446 ****
  
    if editing != filepath
      let howm_dir = s:HowmExpand(g:howm_dir)
!     let idx = matchend(filepath, howm_dir)
      if idx != -1
        " 存在しないディレクトリ下のファイルを指定されたら,ディレクトリを作る
        call s:MakeDirectory(substitute(strpart(filepath, idx), '[^/]*$', '', ''))
--- 440,447 ----
  
    if editing != filepath
      let howm_dir = s:HowmExpand(g:howm_dir)
!     let g:hoge = howm_dir
!     let idx = matchend(filepath, escape(howm_dir, ' \~'))
      if idx != -1
        " 存在しないディレクトリ下のファイルを指定されたら,ディレクトリを作る
        call s:MakeDirectory(substitute(strpart(filepath, idx), '[^/]*$', '', ''))
注意:このパッチは、オリジナルからパッチ作者殿のパッチを当てた物からの差分です。

皆さんもメモ取り環境としてhowm_mode.vimを使ってみられてはどうでしょうか。
ちなみに、以前私が使っていた頃のtips。私はmigemoでなくcmigemoを使っているので
let howm_migemoprg='cmigemo'
let howm_migemoopt=' -q -d "'.globpath(&runtimepath,'dict/migemo-dict').'" | nkf -Ew'
としています。
また検索で全部出て欲しい場合もあったので、「¥,A」で検索かつ<c-n>,<c-p>で移動、さらに「o」で開ける様 nmap <silent> <leader>,A <leader>,g^=.*<cr>
autocmd BufEnter howm\ Search\ result nmap <buffer> <c-p> kp
autocmd BufEnter howm\ Search\ result nmap <buffer> <c-n> jp
autocmd BufEnter howm\ Search\ result nmap <buffer> o :exec "sp " . b:file{line('.')}<cr>
と設定しています。
vimぽいmapleaderや、GNUWin32ツールなんかを組み合わせていますので、howm関連だと全体で let g:howm_mapleader='\'
if has('win32')
  let howm_grepprg='grep'
  let howm_findprg='find'
  let howm_html2txtcmd='c:/cygwin/bin/w3m -dump -cols 78 %s'
endif
let howm_migemoprg='cmigemo'
let howm_migemoopt=' -q -d "'.globpath(&runtimepath,'dict/migemo-dict').'" | nkf -Ew'
let howm_quotemark='> '
nmap <silent> <leader>,A <leader>,g^=.*<cr>
autocmd BufEnter howm\ Search\ result nmap <buffer> <c-p> kp
autocmd BufEnter howm\ Search\ result nmap <buffer> <c-n> jp
autocmd BufEnter howm\ Search\ result nmap <buffer> o :exec "sp " . b:file{line('.')}<cr>
こんな感じに設定しています。(私はcygwinにはパスを通さない派です)
使い始めると、意外とやみつきになりますよ。

追記
パッチ作成者殿へのリンクが間違っていました。
Posted at by | Edit