CRuby では当たり前の機能ですが、mruby が解釈出来る様になって嬉しい人もいるかと思います。
今回の修正により、
`/bin/ls`
もしくは %x(/bin/ls)
といったコードが実行されると mruby は Kernel
モジュールの `
というメソッドを実行します。ですので例えばmattn/mruby-xquote - GitHubこの様に Kernel モジュールに
https://github.com/mattn/mruby-xquote
`
メソッドを実装する mrbgems を使用する事で
`ls /path/to/target`.split("\n").sort.each do |x|
# x を使って処理を書く
end
この様な処理を書ける様になります。もちろん mrbgems なので「俺、そんな機能いらないから」って人は使わなければいいだけとなります。また今回は popen を使いましたが各 OS 毎に違った実装というのもあるかもしれません。各環境独自の `
にすり変えられる事になります。なお、mruby-xquote については IIJ さんが作られている mruby-process (Windows版は私の mruby-process-win32) に吸収して頂ける様、お願いするつもりなので取り込まれた暁には無くなるモジュールとなる予定です。
だいぶ CRuby に追いついてきて、ちょっとしたバッチ処理を書くのであれば CRuby と遜色なくなってきました。
require はあるし、IO はあるし、ありとあらゆる物が mruby で動くようになってきました。(参考: RelatedProjects)
最初に mruby を知り触りだした頃はオモチャでしかありませんでしたが、最近になってぐっと実用範囲が広まってきましたね。