2011/09/30

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※ネタです

※UDFです


正誤表を書くのにしばらくこの本をちょっと眺めてみたら、SQLiteのUDFって簡単に作れるんだなー、と思った && そういやV8ってライブラリとして簡単にリンクできるはずだな、と思い出した ので、ついカッとなって作った。

sqlite3udf-jseval - GitHub

http://github.com/mattn/sqlite3udf-jseval

UDFうんぬn

ほとんど↑の本、全然関係ないと思ってたけど、やっぱりSQLiteのUDFについて全然書いてなかった。しょうがないので軽く紹介しておくと

UDFを追加する場合、SQLiteの再コンパイルは必要ない (しかるべき所に.soがおいてあればいい)
UDFはこの辺読んどけばだいたい分かる。

例えば文字列っぽいものを返すmyfuncっていうUDFを作りたい場合
SQLITE_EXTENSION_INIT1 static void js_eval_func(sqlite3_context *context, int argc, sqlite3_value **argv);
int sqlite3_extension_init(sqlite3 *db, char **errmsg, const sqlite3_api_routines *api);
の二つの関数を実装したmyfunc.cっていうコードを用意してあげて gcc -o myfunc.so myfunc.c `sqlite_config --cflags` -shared という風にコンパイルして(これはLinuxの場合)、しかるべき場所(LD_LIBRARY_PATHが通る場所)に置いた後、sqliteのシェルで > select load_extension("myfunc.so"); とやればいきなり使える。

sqlite3_value_textはアロケートした文字列を渡して、最終引数に開放関数を渡すというのがUDFのお作法らしい。strdupで確保したポインタは最終引数の関数でfreeする、みたいな。

動かす手順

で、今回作ったのはV8とリンクして、JSの文字列をevalしてくれるjs_evalというUDF。
多分試す人はいないと思うけど、動かすための手順を書くと

V8のビルド

V8を落としてきてビルドする。ただし、SQLiteのUDFは別に-fPICを付けなくてもおk。

js_eval.cppをコンパイル

V8をビルドしたディレクトリにもっていって
g++ -o js_eval.so js_eval.cpp `sqlite_config --cflags` -shared -Iinclude libv8.a -lpthread
そうすると、js_eval.soができるので、これをLD_LIBRARY_PATHが通ったディレクトリに置く

読み込むる

シェルに入って
> select load_extension("myfunc.so"); (※このUDF、食わせるものによってはSQLiteごと落ちるかもしれないので良い子のみんなは注意だ)

キターーーッ

すごい。
sqlite3udf1

全然
sqlite3udf2
役に立つ気がしない。
sqlite3udf3
というかSQLite力が低すぎてどうしたら面白くなるか思いつかない。これを発展させていってTEXTとかに突っ込んだJSONの中身を効率よく検索とか出来たら面白い&実用的なんだけど、道は遠そうだ。


参考
やったーJavaScriptの動くMySQLできたよー - 愛と勇気と缶ビール

しばらく 積ん読 していたこの本をちょっと眺めてみたら、 MySQL のUDFって簡単に作れるんだなー、と思った && そういや V8 って ライブラリ として簡単にリンクできるはずだな、と思い出した...

http://d.hatena.ne.jp/zentoo/20110925/1316961032
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