DBを扱うには、SQLを実行する様な物は標準でサポートしていましたが、gorp を使うと極力SQLを書かずにデータベースを扱う事が出来ます。
coopernurse/gorp - GitHubまずエンティティとなる構造体を宣言します。ここでは Person という構造にします。
Go Relational Persistence I hesitate to call gorp an ORM.
https://github.com/coopernurse/gorp
type Person struct {
Id int32
Name string
}
次に、データベースマッパーを作ります。
db, err := sql.Open("sqlite3", "./foo.db")
dbmap := &gorp.DbMap{Db: db, Dialect: gorp.SqliteDialect{}}
ドライバはSQLite3を使いましたが、MySQLとPostgreSQLもサポートしている様です。
なお、gorp では使えませんが、Go言語で使えるデータベースは以下のWikiにエントリされています。
SQLDrivers - go-wiki - SQL database drivers - Go Language Community Wiki - Google Project Hosting手前味噌ですが、SQLite3 と Oracle(OCI8)、Microsoft ADODB のドライバは僕が作った奴です。バグあったら教えて下さい。
SQL database drivers The database/sql and database/sql/driver packages are designed for using databa...
http://code.google.com/p/go-wiki/wiki/SQLDrivers
さて、データベースマッパーが出来たらテーブルと構造体の紐付けを行います。
t := dbmap.AddTableWithName(Person{}, "person").SetKeys(true, "Id")
t.ColMap("Id").Rename("id")
t.ColMap("Name").Rename("name")
person というテーブル名で Person 構造体を登録し、Id がキーである事を教えています。その後、カラム名のリネームも行っています。テーブルのフィールド名先頭が大文字とか気持ち悪いとか、UserName というフィールドが "USER_NAME" というカラムに割り当てたい場合に使います。この後、テーブルを作ります。
dbmap.DropTables()
err = dbmap.CreateTables()
今回は1つしかテーブルを扱っていませんが、一度に複数登録して一括で作成する事が多いと思います。ではデータを登録しましょう。
dbmap.Insert
でも登録出来ますが、ここではトランザクションを使いましょう。
tx, _ := dbmap.Begin()
for i := 0; i < 100; i++ {
tx.Insert(&Person{0, fmt.Sprintf("mattn%03d", i)})
}
tx.Commit()
今度はデータを取得してみましょう。dbmap.Get
でキーを指定して1行取得する事も出来ますし、Select
を使う事も出来ます。
list, _ := dbmap.Select(Person{}, "select * from person")
for _, l := range list {
p := l.(*Person)
fmt.Printf("%d, %s\n", p.Id, p.Name)
}
なんだか便利になってきましたね。全体のコードは以下の通り。
package main
import (
"database/sql"
"github.com/coopernurse/gorp"
_ "github.com/mattn/go-sqlite3"
"fmt"
)
type Person struct {
Id int32
Name string
}
func main() {
db, err := sql.Open("sqlite3", "./foo.db")
if err != nil {
panic(err.Error())
}
dbmap := &gorp.DbMap{Db: db, Dialect: gorp.SqliteDialect{}}
t := dbmap.AddTableWithName(Person{}, "person").SetKeys(true, "Id")
t.ColMap("Id").Rename("id")
t.ColMap("Name").Rename("name")
dbmap.DropTables()
err = dbmap.CreateTables()
if err != nil {
panic(err.Error())
}
tx, _ := dbmap.Begin()
for i := 0; i < 100; i++ {
tx.Insert(&Person{0, fmt.Sprintf("mattn%03d", i)})
}
tx.Commit()
list, _ := dbmap.Select(Person{}, "select * from person")
for _, l := range list {
p := l.(*Person)
fmt.Printf("%d, %s\n", p.Id, p.Name)
}
}
Go言語もだんだん仕事で使えそうな言語になってきましたね。
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