2009/06/18


require "rubygems"
require "dl/import"
module Lib_MSVCRT extend DL::Importable
  LC_CTYPE = 2
  dlload "msvcrt.dll"
  extern "char* setlocale(int, char*)"
end
Lib_MSVCRT::setlocale(Lib_MSVCRT::LC_CTYPE, "")
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2009/06/17


使っているreadline.dllはここから持って来ているんだけど、まずこれがマルチバイトありでビルドされていない。なのでマルチバイト文字を入力した後、バックスペース押すと1バイト単位でしか戻らない。
今日はそれを解決してみる。readline-4.3-2-src.zipを持ってきて # unzip readline-4.3-2-src.zip
# cd readline-4.3-2¥win32¥shlib
# copy config.h config.h.orig
# vim config.h
diff -u config.h.orig config.h
--- config.h.orig   2003-04-14 16:04:46.000000000 +0900
+++ config.h    2009-06-17 17:04:07.234375000 +0900
@@ -128,11 +128,9 @@
 /* Define if you have the <varargs.h> header file.  */
 //#define HAVE_VARARGS_H 1
 
-/*
 #define HAVE_WCTYPE_H 1
 #define HAVE_WCHAR_H 1
 #define HAVE_MBSRTOWCS 1
-*/
 /* config.h.bot */
 /* modify settings or make new ones based on what autoconf tells us. */
 
# copy config.h ..
# mingw32-make -f GNUmakefile
とするとreadline.dllが出来上がるのでそれをパスの通った場所に置く。古いreadline.dllをバックアップしておいて入れ替えるのもOK。
次に、id:Constellationさんの記事にある以下のソースをlocale.cとして保存する。
#include <locale.h>
#include "ruby.h"

static VALUE mLocale;

static VALUE
locale_setlocale(obj)
{
  setlocale(LC_CTYPE, "");
#ifdef LC_MESSAGES
  setlocale(LC_MESSAGES, "");
#endif
  return Qnil;
}

void
Init_locale()
{
  mLocale = rb_define_module("Locale");
  rb_define_module_function(mLocale, "setlocale", locale_setlocale, 0);
}
そしてコンパイル # gcc -Ic:/ruby/lib/ruby/1.8/i386-mswin32 -shared -o locale.so locale.c libreadline.a c:/ruby/lib/msvcrt-ruby18.lib ワーニングが出るけど気にしない
出来上がったlocale.soを C:¥ruby¥lib¥ruby¥1.8¥locale.so として配置し、ホームディレクトリ(HOME環境変数を設定していないならばUSERPROFILE変数の位置)に".irbrc"というファイルを作って以下の様に書く。
begin
  require"locale"
  Locale.setlocale
rescue
end
require 'rubygems'
require 'utility_belt'
require 'win32console'
"utility_belt"はこの記事を、win32consoleはエスケープシーケンスを色付けして表示して貰うために...
後はirbを起動すれば、マルチバイト文字でバックスペースしても正しく1文字消えてくれます。

Constellation++

これでようやく、termtterでも正しく日本語が打てる。
なお、Constellationさんの記事にも書かれていますがtime.rb周りで弊害が出る可能性があるので、気を付けて。termtterの場合なら"~/termtter/config"にLocale.setlocaleを書いた方が良いかもしれない。
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2009/06/14


先日書いた、「コマンドラインからGoogle Readerが使えるPeepを試した」でLinuxでは快適になった。ただWindowsでは動かない。まずWindowsのpython2.6にはcursesのバイナリモジュールが含まれていなかった。これは「Python2.6にはcursesのバイナリが含まれていないので作る」で解決したのだけど、元になっているpdcursesがWindows上ではまともに動かなくて、例えばマルチバイト文字を含んだ複数行をscrl(スクロール)すると、正しくマルチバイト文字の幅を取れていないのか下段の行が上段の行にゴミとなって重なったりした。
Peep自身を触っても良かったのだが修正非量も多い。常に残念だったのでCで書く事にした。APIの呼び出しまわりはPeepを参考にさせて頂き、libxml2やcurl、pdcurses(linuxではncurses)で書き直す事にした。ただWindows上でcursesの動作が変なのは変わらない話なので、scrlを使わない事にした。どうやったかというとスクロールの度にclear()を呼んで全行書き直し。試してみた所、それ程操作感も悪く無かった。また色属性についてもACS_REVERSEを使うと幅計算が間違っているのか1行の幅で反転してくれなかったので、A_BOLDを使う事にした。現状、WindowsでもLinuxでも動作するようになっているけど、C++のstlをふんだんに使っててメモリ効率を何も考えてないソースになっています。
mattn's cpeep at master - GitHub

terminal front-end for Google Reader writen in C

http://github.com/mattn/cpeep/tree/master
cpeep1
cpeep2
まだまだ、全く作りかけなので閲覧しか出来ません。
j,kスクロールと、oで閲覧、qで閉じる、vでブラウザ(現状Windowsは通常使うブラウザ、それ意外はfirefox限定)です。
ちなみにPeepはHTMLをテキストに変換するのにw3mを内部で呼び出していたけど、cpeepでは自前でウンチャラカンチャラやってます。
まだまだ、これからです。

ちなみに今気付いたのですが、PeepのAuthorさんからPeepのcommit bitを付与して頂いている様です。ありがとうございます。何か協力出来る事があればcommitさせて頂きます。

追記
なんかの間違いだった様です。すみません。
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