以前書いた「LuaでTwitterるわ!」の「もごもご」版です。
2008/01/31
SQLite3のWin32シェル版を簡単に作る手順
ローカルDBやメモリDBとして使えるSQLiteは、開発者にとってかなり有用なツールです。 私はよく「あーーーあのSQLどう書こう」なんて悩む時にSQLiteのshell版を使います。今日はそのWin32 SQLite3のshell版sqlite3.exeの作り方をご紹介。
まず、ダウンロードページからsqlite-3_5_0.zipというファイルをダウンロードします。
次に、ソースツリー内の「src」ディレクトリに移動し、以下のMakefileを置きます。
.SUFFIXES: .c .obj
all : sqlite3.exe
sqlite3.exe : alter.obj analyze.obj attach.obj auth.obj btree.obj build.obj callback.obj complete.obj date.obj delete.obj expr.obj func.obj hash.obj insert.obj legacy.obj loadext.obj main.obj opcodes.obj os.obj os_os2.obj os_unix.obj os_win.obj pager.obj parse.obj pragma.obj prepare.obj printf.obj random.obj select.obj shell.obj table.obj tokenize.obj trigger.obj update.obj utf.obj util.obj vacuum.obj vdbe.obj vdbeblob.obj vdbeapi.obj vdbeaux.obj vdbefifo.obj vdbemem.obj vtab.obj where.obj mutex.obj mem1.obj malloc.obj
cl /Fesqlite3.exe alter.obj analyze.obj attach.obj auth.obj btree.obj build.obj callback.obj complete.obj date.obj delete.obj expr.obj func.obj hash.obj insert.obj legacy.obj loadext.obj main.obj opcodes.obj os.obj os_os2.obj os_unix.obj os_win.obj pager.obj parse.obj pragma.obj prepare.obj printf.obj random.obj select.obj shell.obj table.obj tokenize.obj trigger.obj update.obj utf.obj util.obj vacuum.obj vdbe.obj vdbeblob.obj vdbeapi.obj vdbeaux.obj vdbefifo.obj vdbemem.obj vtab.obj where.obj mutex.obj mem1.obj malloc.obj
.c.obj :
cl /c /DSQLITE_THREADSAFE=0 $<
後は、Visual Studioのコンパイラにパスが通ってるならば「nmake」でコンパイルします。
なおSQLiteは、内部処理がUTF-8でやり取りされており、Win32版の場合はNTかどうかでCreateFileA/CreateFileW等、ワイド文字APIの呼び方を変えています。しかし、コマンドライン引数には対応出来ておらず
C:¥> sqlite3.exe データベース.db
なんて事すると、エラーが発生します。ちなみにNTでない場合には変換無しにCreateFileAを使いますから問題なく動きます。これって、コマンドラインをUTF-8にすれば動くんだろうけど
C:¥> chcp 65001
やってUTF-8にしても文字は化けるし、IME動かないし意味無いですよね。適当に
--- os_win.c.orig Mon Sep 03 22:39:38 2007
+++ os_win.c Fri Sep 28 22:17:50 2007
@@ -137,6 +137,8 @@
# define isNT() (1)
#else
static int isNT(void){
+ if( GetACP() != CP_UTF8 )
+ return FALSE;
if( sqlite3_os_type==0 ){
OSVERSIONINFO sInfo;
sInfo.dwOSVersionInfoSize = sizeof(sInfo);
こんなパッチ当てて、実行すると日本語のファイル名も扱える様になります。このEXEをUSBなんかで常備しておくと、いざという時に助けられるかもしれませんね。
Win32でソケットディスクリプタに対してfgets/fprintfを呼び出す方法
nayoyaグループ - naoyaの日記 - Gearmanのやつ#2
clouderさんは結局、MSG_WAITALLを使う方法を取られたようですね。個人な趣味としてはあまりMSG_WAITALLは使わないほうなので、きっと私の場合はループを回すかな。
理由は大した事ではなく、サーバ側で「Content-Length」を出力し、そのContent-Length数分データを送信するようなCGIを書いた場合、バグで「Content-Length」分満たない内に落ちてしまった場合に、クライアントの受信がMSG_WAITALLだとバッファ全部破棄されてしまいエラーハンドリングし辛いからです。
(※たとえばどこまで受信したかが分からないとか...)
今日は本題から外れますが、上記リンクの中にも出てきたソケットディスクリプタから「fdopen」する処理をWindowsではどう書くかをご紹介。
clouderさんは結局、MSG_WAITALLを使う方法を取られたようですね。個人な趣味としてはあまりMSG_WAITALLは使わないほうなので、きっと私の場合はループを回すかな。
理由は大した事ではなく、サーバ側で「Content-Length」を出力し、そのContent-Length数分データを送信するようなCGIを書いた場合、バグで「Content-Length」分満たない内に落ちてしまった場合に、クライアントの受信がMSG_WAITALLだとバッファ全部破棄されてしまいエラーハンドリングし辛いからです。
(※たとえばどこまで受信したかが分からないとか...)
今日は本題から外れますが、上記リンクの中にも出てきたソケットディスクリプタから「fdopen」する処理をWindowsではどう書くかをご紹介。