僕はもっぱらコマンドラインで作業するので peco を使う事が多いです。
Big Sky :: Windows のコマンドプロンプトを10倍便利にするコマンド「peco」
Windows ユーザのごく一部には、コマンドプロンプトが無いと生きられない民族がいます。そしてその民族の一部には cygwin や msys bash 等といった、サードパーティなシェル(power...
http://mattn.kaoriya.net/software/peco.htm
GitHub - mattn/pcd: peco + cd = awesome!
README.md pcd peco + cd = awesome! Requirements peco Windows Installation Copy pcd.bat into your fav...
https://github.com/mattn/pcd
ただユースケースとして peco だと若干大げさになる事があって、絞り込んだりしなくて良くただ単純に候補を選ぶだけでいいって事がたまにあります。例えば画面に表示された内容を見ながら候補を選びたいであったり、「以下の中から選んで下さい」といった説明のあとユーザに数個の候補から選ばせるといったバッチコマンドを作る場合です。peco だと画面が隠れてしまうんです。さらに peco は termbox-go を使っていて termbox-go のバグっぽい物を踏んだりするし、Windows でワイド文字 API を使っている手前ラスタフォントを使わないと画面が崩れる事があります。正直エスケープシーケンスを使えば候補を選ぶくらいなら出来るし、Windows でも go-colorable があればある程度のエスケープシーケンスは扱えると分かっていたので peco とは違う路線で薄いコマンドラインセレクタを作ってみました。
GitHub - mattn/cho
README.md cho choice! Why cho? Why not choice ? Because Windows already have choice command. Why not...
https://github.com/mattn/cho
はじめは「choice」というコマンド名で開発していたのだけど、よく考えたら Windows には choice コマンドが既にあって、「じゃぁ choic?」「いやいや」「では choi は?」「ダメだろ」「それなら cho だ!」くらいの感覚でネーミングしました。ただ適当に名付けた割にキーボードのホームポジションからそれ程手を動かさなくてもいいので実はちょっと気に入っています。使い方は peco と変わりません。ただし絞り込み機能は提供していませんので、ながーいファイルから1つ選びたいなら頑張って j/k するか大人しく peco を使って下さい。
Windows、Linux、BSD、Mac OSX で動作します。go-colorable にいくらか修正を入れているので最新版を使ったほうがいいです。
おまけ
例えば Windows でコマンドを実行し cho で選んだ結果を変数に入れる様にしたい場合(UNIX の FOO=`ls | cho`
)は以下の様なバッチファイル「setvar.bat」を用意しておくと便利です。
@echo off
for /f "delims=;" %%i in ('%2 ^| nkf -Sw ^| cho -cl ^| nkf -Ws') do set %1=%%i
nkf 持ってない人はコチラ(結果がUTF-8になっちゃうけど
@echo off
for /f "delims=;" %%i in ('%2 ^| cho -cl') do set %1=%%i
すると以下のコマンドで dir の出力結果を cho で選んだ内容が変数 foo に入ります。
setvar foo "dir /b"